資料名 : 改正日本刑法論
刊行年 : 明治41年
製本仕様 : つきつけ製本 半革装 羊革、クロス使用
修復前の状態
前・後ろ見返し遊び紙のはずれ / 最初の折丁のゆるみ / 支持体のゆるみ / おもて表紙と背表紙の間の分離
背表紙の破れ・一部欠損 / 表装材クロスの傷み・はがれ
作業内容
ゆるんだ折丁を本体へ糸綴じ。 間紙の取り替え。
表紙芯材の内側ノドについていた支持体を、外側に貼り直し。
新たな革を裏表紙のノドを貼り付けた後、背表紙を貼り、おもて表紙ノドに貼りこみ。
傷んだ表装材を取り外し、新たなクロスに貼り替え。
元の見返しの貼り戻し。
革の補強として、HPC(繊維素溶剤)を塗布。
保護ジャケット、土台付保存箱、書見台作成。
修復前の表装材 背表紙の状態
表装材を外した後の欠損部分補修
元背表紙を土台革に貼り付け
作業終了後
使用材料
山羊革、製本クロス、和紙、寒冷紗、にかわ、生麩糊、ボンド
修復:平まどか